“お知らせ”の記事一覧

雨の日の植木の水やり

梅雨…古来連綿と続く長雨の季節。
街の商店にとっては客足の遠のく鬱陶しい迷惑な季節です。
全国の農家にとっては有難い大切な季節、つまり日本の「自然」にとって絶対に必要な季節です。

こんなTVドラマがありました。
長雨が続くある日の江戸城の庭園シーン。
将軍 徳川家茂が、傘を差しながら「庭木」に水を注いでいるシーン。

長雨が続くある日の当店でも、
我が家のバアサンが、合羽を着ながら「植木鉢」に水を注いでいるシーンがありました。

「ドラマの将軍家茂」は、深い悩みの葛藤する心理の表現らしく、「認知症」になってしまった、という表現ではないようでした。
うちのバアサンも「認知症」ではありません。有難いことに元気そのもの。「葛藤する心理」もありません。

ではなぜ?{雨の日の植木の水やり」
植木鉢の大半は店内にありました。雨が降ろうが風が吹こうが関係なく、人様がどう見ようが関係なく、いつもの通り植木鉢は水が欲しいはずです。「水やり」は「思いやり」です。

「思いやり」…

近年、老人社会となり「認知症」の方々も多くなりました。かく言う私も甚だしき老人で、何時かは…の恐れもついて回ります。
鬱陶しいとはいっても、梅雨の長雨は必然の季節。「認知症」ましてや老人社会も必然というべきでしょう。
人々皆、お互いに「思いやり」の気持ちを大切にして行きたいものですねえ。

 

 

昔も今も変わらぬもの

昔も今も変わらぬもの…毛筆書きの賞状・感謝状・表彰状・各種証書…毛筆・肉筆その存在感!

近頃はやりの、PC入力プリントアウトの状書類と比べてみれば…歴然です。

現代は、確かに各種の分野で発達した見事な製品をいわゆる文明の利器で、簡単に作れる時代です。
でも、やはり、より一層、志や情感を込めたいものは、「手造り製品」となります。きっと「世界にひとつ」という貴重な感覚が伝搬されるのでしょう。

今日も感謝状を書かさせて頂きました。全面毛筆書き込みです。

ところが、書き終わって気づきました。
感謝状を入れる「丸筒」のA3判用の在庫がなくなっていたのです。すぐに買いに出かけました。そして慌てました。どこにも売っていないのです。なにしろ街には「文具店」がない(当店コタカは昔ながらの文具店なのですが)。スーパーの文具売り場・100均店・雑貨店…

結局、お客様にお詫びして時間を頂き、問屋に注文して取り寄せました。

「丸筒」がなかったのは、今時の商店としては当たり前で、売れないものは置きません。しかし、当店にとっては必須な商品で、しかも昔の「文具店」には必ず置いてあった商品でしたので、簡単に「あるもの」と思ってしまいました。

昔と今は、どうも、変わってしまったものの方が多いようですネ。

6月1日…落着の季候(とき)

このところ、暑夏のごとき季候(とき)となりまして早くも夏バテの有様です。
本日、6月1日。6月は本来暑くもなく寒くもない落着の季候。就職・進学・転任・転居など、もろもろの移動のトキを越えて、ようやく落着しようとしている落着のトキでもあります。
で…今日、プレートの名入れのご注文が3件もありました。
そうです、表札です…イロイロな。
落ち着いたので、マンションのドアに、郵便受けに、門柱に…。
お急ぎの方がいらしたので、プレートシール張り込みの工法で、30分で作成して、喜んでいただきました。
PCで製版してフイルムシールにプリント、そのシールをプレートに張り込んで作成するものですぐ出来てしまいます。
費用も500円程度。
やっぱり、彫刻プレートがいいには違いありませんが…。
そしてまた、木製・毛筆書き表札…がやっぱりいいと思うのは、私が爺職人だからでしょうか。

 

毛筆筆耕とは…筆で字を書くこと

昔の人はみんな筆で字を書いていました。商店の番頭さんの必需品、算盤と筆。
ボールペン、エンピツなどありません。ましてやパソコンなど…
筆字オンリー。きっと、当時の人たちは、ウマイもヘタも関係なく、とにかく必要だから筆を握っていたのでしょう。

それが、今の人から見ると、昔の人は、なんで皆なこんなに毛筆書きがウマイんだ!となっています。

そこで、我田引水!
当店「コタカの毛筆筆耕」
私、店主爺毛筆筆耕職人…ウマイもヘタもありません。
60年のキャリアで一応それなりの毛筆筆耕屋と自負しております。

何とぞご利用の程を!

 

 

 

サイタ サイタ サクラソウ

ゴールデン・ウィーク真っ最中。皆様…帰省・行楽・観光に…。店前道路は人影なし。
当店、店主爺は、ヒッソリ店番、なにせ原則年中無休の看板どおり…。

でもね、お電話のお問い合わせやご注文は、がっちりお受けしています。

そして、うちのばあさん今日も、お花のお手入れです。
結構見事なものですサクロソウの花盛り。

 

 

出た!昔ながらのお書き初め用紙!

お天気で、ヒマだったので昔の本の天干しを…と棚整理をしたところ出てきたのです。

 

 

 

 

 

 

 

およそ50年ぐらい前の書き初め用紙で、埼玉版や東京版などと、地方版といわれたものと思われます。

三椏などの純粋な和紙半紙ではありませんが、和紙改良半紙に違いありません。その証拠として、半世紀以上も経ているのに変色もなく新品同様です。ダンボールに入っていたのですが、そのダンボールは触ると崩れてしまったのに、この用紙は何ともなかったのです。驚きました。今では大変高価な貴重品と言ってもよいでしょう。

想い出します。

実は、毎年、年末になると小学生が「埼玉版の書き初め用紙をください」と買いに来ていました。
この埼玉版書き初め用紙は、文具問屋からは取り寄せできない別系列の販売ルートで、段ボール単位の大量取引を必要としていましたが、毎年必ず子供たちが大勢買いに来るので切らしてはいけないと、採算無視で仕入れていました。

今や少子高齢化時代となり当地蕨市も子供たちが大変少なくなりました。例えば当地中学校の1学年の生徒数は、30年ぐらい前は約350人8クラス。今は6~70人で2クラスと聞いています。この少子化と教養指導方針の変化でしょうか、近年はこの書き初め用紙のお求めはほとんどなくなりました。

でも、残念に思っています。こんなに残っていたとは知らずに、今でも年末にこの書き初め用紙を買いに来ていただいた貴重なお客さまに「もうなくなりました」と申し上げていたことです。

きちんと在庫していたのを忘れていたダラシナイ自分を責めております。

お詫びにうんとお安くしておきます。ご利用下さることをお願いいたします。

また、下記の純粋和紙半紙も!これは高価です。なんと1枚30円です。
もうだいぶ以前になりますが、これも仕舞い忘れていた珍品としてご紹介させて頂いたものです。

 

 

サイタ サイタ ランランラン

今年も咲いてくれました。毎年サクラと時期を同じくしてサイタサイタとなるのです。
20年ほど前に、あるご老人からいただいた君子欄1株が、今は10鉢ほどの花盛りを見せてくれます。

ただし、これウチのばあさんが「てしお」をかけているからで、ホットイたらこうはなりません。
水やり・陽当たり・肥料・茶殻…植木造りがスキでウマイのです、うちのばあさん。
「スキこそ物の上手」

私、ジジイは花を見るのはスキですが、植木造りはキライです。
ただし、毛筆習字はスキです。
これ、「スキこそ物の…」とは、自分では言えませんですねえ…

 

 

サイタ サイタ サクラ ガ サイタ

サイタ サイタ サクラガ サイタ

 

 

 

 

 

 

 

昭和7年(1932年)国定教科書「小学国語読本巻1」の2・3ページ

続いて
コイコイ シロコイ
ススメ ススメ ヘイタイススメ
オヒサマ アカイ アサヒガ アカイ
そして
ヒノマル…

昭和12年、下谷区根岸小学校1年生だった私のクラスの先生は、早々と招集されて「 ヒノルマルノハタ バンザイ バンザイ」と生徒に見送られて校舎を出ていった。
そして帰ってこなかった。

 

 

 

 

 

「様々なこと想い出す桜かな」
「散る桜 残る桜も散る桜」

スプリング・ハズカム…ハンコハンコ

ハイ!春のハンコの大売り出し

祝!ご就職

祝!ご入学

祝!ご結婚

…いいものがお安くご提供できるとき!

なんでもハンコのご相談承ります。キャリア60年の爺職人がご応答させていただきます。

FAX/TEL 048-432-5062

印刷?プリントアウト?コピーですか?

お客様がご来店になって「これ印刷できますか?」と…スマホをお見せになった。
メールで送られてきた書類のようでした。

当店には、お客様専用のパソコンを設置してありますので、そのパソコンにお客様のスマホから必要書類をメールで送信して、当店設置の複合プリンターから「プリントアウト」しました。


 

 

 

 

 

 

さてこの場合、お客様のご要望は「プリントアウト」でした。
お客様のおっしゃった言葉はスマホを取り出しながら「これ印刷できますか?」でした。

現在は、ほとんどの場合「紙に複写する作業」を「印刷」と一括して表現しているようです。間違いありませんし、かえって簡便でわかりやすいと思います。

ただ、当店のような印刷業務に携わっているところでは、作業上の区別をしないと混乱してしまいます。
★印刷…印刷機を使用しての多量複写。
★プリント…パソコン入力データーをプリンターで出力する。
★コピー…紙などの原版からコピー器で複写する。

「区別」を簡単に言うとこんなところです。

お客様のご要望は、内容をお聞きすればわかることですが、こんなことでもお理解いただいておけば間違いを防ぐことになり、有難いと存じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御挨拶…「コタカ店主職人、小高英二」でございます。創業以来70余年、埼玉県蕨・川口・戸田・浦和の接点、蕨市北町で店舗営業しております。
時の流で、街の文具店は全滅。当店、川の流れに竿さして「よろずや文具店」と銘打って永い間の修練の手造り品目をメインに頑張っています。HPご視聴の皆様をはじめ、皆様から「継続の力」を頂き、感謝をこめて、力を尽くす所存でございます。
ご相談やお問い合わせを、お電話でもメールでもぜひお寄せください。
職人店主が永年のキャリアをもとに、ダイレクトにご応答させて頂きます。
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