私は毛筆筆耕の職人です。若い時からお習字してきました。今は、すでにお年寄りの仲間入りはさせて頂いておりますのでキャリアは十分、でも、毛筆修練は日々いつも心がけねばなりません。
そこで、こんなお年寄り心得帳を題材に…お習字してみました。
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天井近い棚に置かれた古い段ボール、ススボコリ払いの掃除をしようと、おろして開いたら…
用箋ばさみ…B4判のコクヨ製品でした。S型E型各10ケ。30年以上前の製品でした。
さすがmedo in japan.見事に新品のままです。
当時の定価は400円、現在の価格を調べたら650円でした。
今は100円ショップで、文具類は殆ど100円で売っています。
この「用箋ばさみ」も100円で売っているのでしょうか。
「100均ショップ」は、出現から既に10年以上、今や全国店舗組織として定着しております。なんでもありなので、私もよく利用しています。
最初のうちは「すごいな、これがよく100円で売れるものだ」と感嘆していました。時を経て、利用すべきものと、避けるものの区別が出来るようになりました。
利用すべきものは…1次的な消耗品。
避けるものは…長期的に使用するもの・計量・記録など精密性を要するもの
大略するとこんなところでしょうか。100円ではいくら中国でも、便利なものはできても、耐用良質製品は無理でしょう
先日、ハンコやである当店にハンコの朱肉の補充をお求めのお客様がご来店になりました。品種の区別がありますのでどこのメーカーの製品かをお聞きすると、
「メーカーはわからない。100均で一週間前に買ったのだが出なくなったので…」
「100均でお買い求めのハンコの補充朱肉はありません。第一、朱肉は普通何十年ももつものです」。
同じようなおおきさの朱肉が、シャチハタ製品では500円でした。100円ではいかにも安い。お買い求めも無理はありません。でも、結果的には損をなさったと思います。
今回、出現した「用箋ばさみ」は定価650円。品質保証の500円での販売とさせていただくことにいたします。
ゴールデンウィーク真っ最中!
お休みの日に多いのです、ラミネート・パウチ加工ご依頼のお客様。
きっと、いろいろと整理しているうちに、大切なものをパウチ保存しょうと思い立ったということでしょう。
当店は原則年中無休で8時より19時30分まで、いつでもご来店次第作業いたします。
但し加熱のための予備時間が8分程度かかりますので、時間のご予約頂ければセットアップしてお待ちいたします。
お電話でどうぞ! TEL・FAX 048-432-5062
小はカード判大はA2判まで。
詳細は、「当店ラミネート・パウチ加工」をご参照ください。
文章作成作業において、毛筆筆耕・ぺン筆耕・PC入力…などのフレーズは、今では一般的に使われています。
「筆耕」という言葉は、昔々の「謄写版印刷」の用語として頻繁に使われていました。
約60年前、私は学生時代「謄写版印刷」の製版作業のアルバイトをしていました。
「謄写版印刷」とは、
1 和紙に蝋張りした「原紙」を、鉄板に賽の目を切り込み平板ヤスリ状にした「謄写版」にのっけて、キリのような「鉄筆」で字を切り込みます。つまり蝋原紙にヤスリで穴をあけて字を書いてゆきます・
2 その蝋原紙の上をインキをつけたローラを転がします。
3 下に置いた紙に穴点が線とな印刷される。
というシステムです。ナント…エジソンの発明ということでした。
主題に戻りまして「筆耕」という言葉は…ヤスリの上に蝋紙を置いて鉄筆で掘ってゆく作業「筆で耕す」、これを「筆耕」といっていました。当時この作業をする職人を「筆耕屋」と言いました。
またの名を「ガリ版屋」。ヤスリを鉄筆で引っ搔くのだから「ガリガリ!」。侮蔑的な言葉のようですが、お客様から原稿をお預かりして、忠実にきれいに仕上げる、という技術・修練は当然必要でした。
つまり、「筆耕」とは書道のように、芸術的作品を制作するものではなく、忠実に、お客様からのご依頼の原稿に元づいて見やすくきれいに仕上げるための作業です。
ここが書道毛筆とは根本的な違いとなります。但し、書道修練がないと「毛筆筆耕」修練はできないし、書道が出来ても筆耕の修練をしないと…毛筆筆耕はできません。
「筆耕の硯」のいわれなど、いろいろな語源があるといわれていますが、今言われている「筆耕」という言葉は、ここから来たのだと、私は思っております。
卒業式
春です!
式辞の毛筆書きのご注文は、卒業式の「謝辞・答辞」が一番多くなります。
沢山の方々の代表として式場で読み上げる文書であり、また大切に保管される文書ですので、昔から「和紙に毛筆書き」が定例でした。
現代は「PC打ち込み・テンプレート」などが「キレイでハヤイ方法」だとされているようです。
ところが、近年は、毛筆書きで…とのご要望が多くなってまいりました。…なんでか?
やっぱ「和紙に毛筆書き」はいいですねえ!と見直されてきたようです。
当店オヤジ、このところ書きっぱなしです。と言っても丁寧・慎重に作成しているからですが…。
ご注文頂きまして有難うございます。
まだまだ余力はございますので、ご注文をお待ちいたします。
お問い合わせはご遠慮なくお電話でどうぞ!
TEL・FAX 048-432-5062
祝!
優勝!
入賞!
おめでとう!
皆の努力の結晶!皆で獲得した賞状・表彰状…でも団体だから1枚だけ。
なんとかして部員・団員・メンバーに…という監督・コーチ・父母の方々の温かいお気持ち…そこでコピーというわけです。
ところが賞状などの様式はそのままコピーしたのでは、全く違う感覚となってしまいます。
印刷用原版を作成して印刷プリントとして作成するという方法をとると、ほとんど同様なものが作成できます。
ただし、全く同じものは作れません。道義的・法的にも…。念のため申し添えます。
また、御持ち込みの用紙に印刷する場合は必ず予備用紙をお願いいたします。印刷に当たって現品と比較検討するための試刷りが必要ですし、メカニックの失敗も絶対ないとは言えません。
この作業は結構手間がかかります。原版賞状をスキャンして、枠・背景・色・寸法などを細かく設定して刷版を作成し、賞状用紙選定・プリンター設定…etc.まさしく印刷屋のプロシステムを必要とする作業です。
だからどうしても印刷屋としての基礎料金は一版5千円位の高額となります。
当店「コタカ」では、高度なメカ機材はないので限界はありますが、人件費不要の店主爺職人が独自に習い試した手造り作業で、一般より相当お安く承っております。
お見積りや作成時間など、詳細はお電話でどうぞ!
TEL/FAX 048-432-5062
標準料金(税込)
★印刷原版作成代(固定基本料)…1100円
★賞状用紙代(1枚当たり)…110円
★カラー2色(印朱色)プリント代(1枚当たり)…220円
作成料金例…5枚作製の場合…1100円+550円+1100円=2750円